賃貸経営で重視すべき建物構造とは?耐久性などについて解説!

賃貸経営で重視すべき建物構造とは?耐久性などについて解説!

賃貸物件を経営する場合、建物の構造に目を向ける必要があります。
木造より鉄筋コンクリートのほうが高い耐久性を持ちますが、どの構造にも特徴があるのでそれぞれの特徴を知ることが重要です。
今回は賃貸経営を始める前に知っておきたい、木造・鉄骨作り・鉄筋コンクリート造それぞれの構造に関して解説します。

賃貸経営の建物構造「木造」について

おもに木材で建てられた木造アパートは、建築コストを安くできるのがメリットです。
オーナー側の視点に立てば、入居者を集めやすい安い家賃の設定でも利益を上げられます。
一方、老朽化が進みやすく耐久性に問題がある点・火災に弱い点は大きなデメリットです。
また気密性が低いため、騒音問題が起きやすい・冷暖房の効きが悪いといった難点も抱えます。
しかし気密性の低さはデメリットばかりではありません。
熱がこもりにくいため夏は部屋が暑くなりにくく、冬はカビなどの発生を抑えられる利点も備えています。

賃貸経営の建物構造「鉄骨造」について

鉄骨造は木造より建築コストがかかる代わりに、減価償却期間を長めに設定できます。
鋼材の厚さが6mm未満の軽量鉄骨では27年、6mm以上の重量鉄骨は34年です。
経営的な収支を考えた際、少しでも減価償却期間を長くしたいなら鉄骨造が有利になります。
4階~7階の建物を建てやすいため、木造より多くの入居者を集められる点もメリットです。
シロアリなど虫の発生を抑えやすいメリットもありますが、室内に柱が張り出しやすいデメリットもあります。
入居者が家具をうまく配置しにくく、室内空間を狭く感じてしまうかもしれません。

賃貸経営の建物構造「鉄筋コンクリート造」について

鉄筋コンクリート造(RC)は鉄筋とコンクリートを使用しているため、耐震性や耐火性に優れます。
法定耐用期間も鉄骨造以上に長く、47年です。
さらに建物に重量があることは、騒音問題を少なくすることにも役立ちます。
質量が高いほど、音が伝わりにくくなるためです。
一方、鉄筋コンクリート造は断熱性が低いデメリットを抱えています。
冬場に結露が発生しやすく、入居者が適切に対策しなければカビなどの原因になってしまうかもしれません。
もう1つ気になるのは、建築コストの高さです。
施工期間も長くなってしまうため、賃貸経営を始めるハードルがもっとも高い建物構造と言えます。

まとめ

建築コストが安い木造建築は、建築コストが安いだけでなく熱がこもりにくいといったメリットも持っています。
また、鉄骨造は木造より耐久性が高いだけでなく、減価償却期間を長くできるのがメリットです。
鉄筋コンクリート造は耐震性や耐火性で優秀な性能を持つ反面、断熱性の点でデメリットを抱えています。
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